マリアージュとはフランス語で「結婚」のこと。転じて「最高の組み合わせ」を指します。
紅茶にはちみつを入れる場合は、「少し多いかな?」と感じるくらい、たっぷりめに入れて。
口にベタッとした甘さが残らないため、オフィスでのティータイムにもおすすめです。
気分や好みにあわせて自由にお楽しみください。
紅茶の多くは産地の名前がそのままつけられます。主に出回っている紅茶の産出国はインド・中国・スリランカの3国ですが、インドネシアのジャワやアフリカのケニアなどの紅茶も有名です。
インドのダージリン、中国のキーマ、スリランカのウヴァが世界三大銘茶として知られていますが、
生産量ではインドが全世界の1/2を占めており、なかでもアッサムがその1/2を占めています。インドではダージリンがストレートティーとして、アッサムがミルクティーとして飲まれています。日本でも人気のアールグレイは、地名ではなく、ベルガモットの香油で着香したフレーバードティーです。
はちみつを入れて飲む場合は、ニルギリやセイロンなどといったすっきりとした味わいのものよりも、ダージリンやアールグレイのように、香りの高い紅茶がおいしくいただけます。

ジャンピングのイメージ
おいしいお水を使いましょう
おいしい紅茶を入れるときには、ティーポットの中で“ジャンピング”と呼ばれる茶葉の上下運動を起こすことが必要とされています。“ジャンピング”を起こすためには、十分に酸素を含んだ水を使用することが大切です。
・くみおきではなく、新鮮なお水を使用しましょう
・ミネラルウォーターはよくふってから使いましょう
・水道水は勢いよく出して酸素を入れましょう
硬水は色が黒っぽくなり渋みや香りがマイルドに、軟水はタンニンの渋みがそのまま残り、色も薄めになります。おおむね日本で販売されているミネラルウォーターは軟水が多いですが、ヨーロッパでは硬水が多く、飲む方の好みで使い分けていただければ結構です。
おいしいはちみつストレートティーの入れ方
- 水を勢いよくやかんに注ぎ、お湯を沸かします。
大きな泡がたつほど沸騰させすぎないように注意してください。
- ティーポットに茶葉を入れます。(ティーポットを温めておくとさらに良い)。
茶葉はティースプーン山盛りを人数+1杯分です。
- お湯を注ぐときは20~30センチ上から勢いよく注ぎます。
- フタをして、3~5分蒸らします。
- ティーストレーナーを使って、茶葉をこしながらカップに注ぎます。
ポットは軽く上下に揺らしながら注ぐようにします。
- 何杯かまとめていれるときは、少しずつまわし注ぎをして、
どのカップの紅茶も同じ濃さになるようにします。
- はちみつは最後にティースプーン2~3杯入れてください。
たっぷりめに入れると、はちみつの味や香りが感じられるのでおすすめです。
おいしいはちみつミルクティーの作り方
- 茶葉を多めにしてストレートティーを作ります。
しっかり蒸らして茶葉から豊かな香りとコクを引き出しましょう。
- カップには先に常温のミルクを入れるので、
冷めないようにカップに熱湯を注ぎ、1~2分放置してください。
- 温め用のお湯を捨てて、低温殺菌のミルクを常温で注ぎます。
量はコップ1杯あたり20〜30cc。
- ティーストレーナーを使いながら、濃いめに作ったストレートティーを
ミルクの上からカップの9分目までたっぷり注ぎます。
- はちみつは最後にティースプーン2杯程度入れてください。
たっぷりめに入れると、はちみつの味や香りが感じられるのでおすすめです。
おいしいはちみつアイスティーの作り方
- 水を勢いよくやかんに注ぎ、お湯を沸かします。
大きな泡がたつほど沸騰させすぎないように注意してください。
- ティーポットに茶葉を入れます。(ティーポットを温めておくとさらに良い)。
茶葉はティースプーン山盛りを人数+1杯分です。
- お湯を注ぐときは20~30センチ上から勢いよく注ぎます。
- フタをして、10~15分蒸らします。
- はちみつをティースプーン2杯×人数分入れてください。
たっぷりめに入れると、はちみつの味や香りが感じられるのでおすすめです。
- ティーストレーナーを使って、茶葉をこしながらポットから口の広い容器に移します。
渋みが出過ぎないようにゆっくり注ぎます。
- 氷を8分目まで入れた別の容器に、上から勢いよく注いで移します。
- すばやく冷やしたアイスティーを氷が入らないようにして保存用の容器に移しかえます。
- 飲むためのグラスを用意し、適量の氷を入れる。
そこへ冷やしたアイスティーをいれて、できあがりです。
<ストレートティーにあうはちみつ>
… フルーツからとれたはちみつ
紅茶の酸味との相性がよく、紅茶の香りを邪魔しません。ほのかにフルーツティーのような味わいになります。
まるでオレンジのフレーバーティーのような味わいに
オレンジのはちみつよりも甘さが控えめですっきりとした味わい
アールグレイのような味わいを持つロンガン。オリエンタルな味わいをプラス。
… ハーブからとれたはちみつ
ハーブからとれたはちみつは、あたためることで清涼感のある香りがふわっと立ちのぼります。
朝の寝覚めや夜のお休み前におすすめです。
清涼感のあるタイムの力強い香りがたちのぼります。エレガントな味わいを楽しめます。
ラベンダーの華やかな香りと酸味のある味が、紅茶をフルーティーのような味わいにしてくれます。
<ミルクティーにあうはちみつ>
ミルクと相性のよいはちみつを選ぶのがポイント。しっかり甘味をつけてお召し上がりください。
ラズベリーそのものを思わせるフルーティーさとバタークリームのような濃厚さをもつフランス産ラズベリーのはちみつ。ミルクととてもよくあいます。アールグレイティーにも。
桜餅のような香りとまろやかな甘みのフランス産ラベンダーのはちみつ。あたたかなミルクティーに加えるとふわりと香りが広がります。ホットミルクにもおすすめです。
渋皮を思わせるほろ苦さをもつイタリア産くりのはちみつ。苦味が甘みをキュッとひきしめて、大人の味わいに。ミルク多めで作るのがおすすめです。