はちみつって、どんな食べ物?
みつばちと自然によって作り出された自然の甘み。
とろりと甘く深い味わい。その秘密とは…?
はちみつができるまで
働き者のみつばちの、一番の仕事は蜜集めとはちみつ作り!
野山に花咲く季節になると、みつばちたちは蜜専用ストローと、専用タンクを上手に使って花蜜を集めます。
巣に戻るまでの間にみつばちの酵素で、集められた花蜜(ショ糖)は、ブドウ糖と果糖に分解されます。
巣に戻ると仲間に渡し、受け取ったみつばちは蜜を空気に触れさせて余分な水分を飛ばしてから巣の中に貯蔵します。
こんなみつばちの働きによって、さらりとした花蜜がとろりと濃厚なはちみつに、カラダに優しい甘みへと生まれ変わります。
はちみつとは、みつばちにしか作り出せない自然からの贈り物なのです。
はちみつは栄養たっぷり!
はちみつの主成分は約80%の糖分と、20%の水分。この糖分は、ブドウ糖と果糖という「単糖類」で、体内に入れたときにこれ以上分解する必要がない糖類なので、胃腸に負担をかけることなく、すぐにエネルギーに変ります。
はちみつが太りにくい※、と言われるのはここに秘密があるわけです。
糖分以外にも、たくさんの天然成分が含まれています。
カルシウムや鉄、マグネシウムなどのミネラル類、すべてのB群を含むビタミン類、アミノ酸、そして酵素。
こんなにバランス良く栄養素が入っている食品、なかなかありません。
黒いはちみつ、黄色いはちみつ。
はちみつは色によって、栄養分も変ります。
そばや森のはちみつのように、黒いはちみつはミネラルや鉄分が豊富です。
ひまわりのように黄色いはちみつは、花粉がたっぷり含まれているため、ビタミン類が豊富といわれています。